先日発表された『男女共同参画白書』。
その内容について考えてみたことをまとめます。
今の婚活環境を知るデータでもあるので、婚活をされる方たちの何かに役立てば嬉しいです。
目次
婚姻・再婚・離婚の件数推移
婚姻件数の推移は、令和2~3年はその過去5年と比較すると約10万件近く減少しています。
この落ち込みの大きな要因はきっとコロナでしょうね…。
コロナだからこの際結婚しちゃおう!というカップルもよくいましたが、やっぱり接触を減らさざるを得なかったわけなのでこういう結果にはなってしまうのは仕方ないですね。
年代別の婚姻割合
コメント欄の記載を見ると、
30歳の「未婚率」を見ると男性5割、女性4割。
そして50歳時点では男女ともに3割が「配偶者がいない」。
となっています。
でも注意が必要です。
一見「えー、そんなに結婚できないの?」と思いがちですが、実は生涯「未婚率」で言えば男性25.7%女性16.4%。
上記のコメントでは未婚と配偶者なしが混ざった表現になっているんです。
とはいえこの生涯未婚率も高い数値ではありますが、3割が未婚?と勘違いしてしまわないようにしたいですね。
就業者世帯の所得分布
独身女性の年収200~299万見ると29.4%で3割も?と感じます。
でも実際それ未満の人たちも合計すると、約5割強の女性が年収300万未満ってことになります。
女性の社会進出が進み、所得が上がっていると思われがちですが、確かに高所得の女性が増えたことは事実ですが、実は平均年収はほとんど上がっていないこともまた事実です。
生きていくために結婚という手段を取っていた昔となんら変わらない気もするし、昔よりも格差が大きくなり男性の所得も少ない状況下では夫婦で支え合って生きていくことが以前よりも大切になってきてるのではないでしょうか。
これまでのデートした人数
このデータは婚活業界周りを激震させたと言っても過言ではないでしょう。
「20代男性の40%女性の25%は一度もデートしたことない」というデータです。
でも…20代ならそんなもんじゃないかな?と私は思ってしまいました。
20歳の人も29歳の人も20代な訳ですから…。
それよりも同データで「30代の男性3割強、女性2割強がデートをしたことがない」という方が気になりました。
単純比較はできないですが、上記20代と比べると男女ともにわずか5%程度の人しか30代になるまでにデートをしていないということです。
10年前の同じような調査があれば、その時の20代のデータと比較してみないと何ともですけども…。
積極的に結婚したいと思わない理由
男性って若いうちは「結婚はまだいいや」って考えてて、そのうち「子供欲しいし結婚しようかな?」と思う人がだいぶ多いと思います。
そんな傾向が表れていそうに見えるデータです。
オレンジが女性、緑が男性ですが、これだけの理由が並んでいながら、ほぼ全て女性の方が上回っていて、唯一男性の方が上回っているのが「結婚生活を送る経済力がない、仕事が不安定だから」という理由です。
女性はいろんなところで結婚に対して不安に感じるところが男性よりも強いのでしょう。
言い換えれば、男性はそこまで真剣に結婚のことを考えていないのかもしれません。
また考えた時に不安に感じるのは経済的な点、ということなのでしょう。
何かの一助になれば…
今の婚活を取り巻く社会環境のことが感じ取れるデータです。
他にもいろいろなデータが載っています。
元データのリンクを貼っておきますのでご興味があればご覧下さい。
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/gaiyou/pdf/r04_gaiyou.pdf
こちらのデータだけでなく、IBJが発行している『成婚白書』などの他のデータも含め、皆様の婚活に役立つ情報を元にサポートさせていただきます。
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ではでは~(^▽^)/