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「婚学」という言葉、知ってますか?
「婚学」とは欧米ではすでに学校教育の中に取り入れられている、結婚に対する情操教育のことです。
日本でのその第一人者である九州大学の佐藤剛史先生の講演会に参加してきました。
涙あり、笑いありのとても刺激的な講演内容でした。
佐藤先生の代表著書である『結婚できる「婚学」教室』を読んで以来、
いつかお会いしてお話が聞きたいと思っていた方の一人でして
大変ありがたく学ばせていただいて、記念にサインもいただいてしまいました(^^)
婚活をしている、これからする人にとっては
読んでおいて損はない書籍なのでオススメですよ!
婚活をする時に知っておいて欲しいデータ
さて、その講演会の中でヒントを得まして、
婚活をする人に知っておいて欲しいデータをご紹介します。
生涯未婚率という言葉は婚活をしているとよく耳にしますよね。
その元になっているのが年代別未婚率という
5歳ずつの年代区切りの、一度も結婚したことがない人の割合というデータで、
国立社会保障・人口問題研究所という機関から5年ごとに発表されています。
そちらを元に弊社で分析して立てた仮説です。
初婚のアラフォー男性が1年後に結婚できる確率
このデータは5年ごとのデータなので、
2010年発表のデータと2015年のものを比較すると、5年間の変化がわかります。
過去の5年間の動きから、今後の5年間を推測してみるという検証です。
例えば2010年の35~39歳男性の未婚率は35.6%でした。
その人たちは5年後の2015年には40~44歳になっており、その未婚率は30.0%です。
つまり、100人の男性がいたとすれば、
2010年:既婚者64人、未婚者36人だった割合が、
2015年:既婚者70人、未婚者30人になりました。
そこから突っ込んで「結婚できた人」という視点で考えてみると、
5年間で結婚できた人は未婚者36人中6人の16.7%。
1年間でならして平均してみると16.7%÷5年=3.3%…。
このデータと同じ確率だったと仮定すれば、
今35~39歳の男性が1年後に結婚できている確率は、3.3%です。
同様に計算してみると、
40~44歳の男性が1年後に結婚できている確率は、2.1%になります。
結婚したい人が1年後に結婚できる確率
こうしてデータで見てみると、すごく低い数字に感じませんか?
実際、未婚者の人数の中には「結婚しない」と考えている人たちも含んでいるはずですから
「結婚したい人が1年後に結婚できる確率」として単純には見れないので
実際はもう少し高いかもしれません。
とは言え、かなり低いですよね。
でも…、低いからと言ってこの数字を見せて焦らせたい訳でも、
ストレスを与えたい訳ではないんですよ。
ただ「結婚したい」って思っているだけではこのくらいの確率になってしまう
ってことを知ってもらいたくて、この低い確率を少しでも高めるには、
時間を大切にして、効率の良い手段で婚活をする必要がある、ということを
ちゃんと「結婚したい」人たちに知って欲しいのです。
そして結婚に対する情操教育として婚学がもっと広まって
結婚への意識がもっと良いものへ変わっていって欲しいと願っています。
ではでは~(^^)/